介護業界に就職、転職する・雇用形態や求人、優良事業者を探す方法

介護業界での就職や転職は、求人倍率も高く、比較的容易です。介護の現場を経験したことのない方にも門戸を開いている業界ですが、より良い条件で働くためには、資格取得など自らの努力が必要な業界でもあります。この記事では介護業界への就職や転職を考えている方のために、雇用形態について、また求人や優良事業者を探す方法についてご紹介します。

介護業界に就職、転職

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介護業界は、今後も高齢化が加速する日本社会において、常に人材が不足している業界です。未経験、そして30代以上の方の中にも、介護職への就職や転職を考える方が増えてきています。就職や転職にはいつも不安が付きものですが、介護業界は、業界未経験の方にも常に門戸を開いています。もちろん、その裏には人手不足という事情もありますが、介護人材は業界だけではなく社会が必要としているものであり、そこには「やりがい」があります。また、自分の努力次第でキャリアアップしていくことも可能な業界です。

介護経験の有無

介護業界では、現場での介護経験や資格がなくても働くことは可能です。もちろん、専門職や資格保持者でないとできない行為はあります。たとえば、水銀で血圧を測ることは医療行為に当たるため、介護資格を持っていたとしても行うことができません。経験や資格のない方は、このような法律で定められた業務以外の業務を行うことになります。 介護の仕事でも、無資格で行える行為は意外に多いものです。たとえば自動血圧測定機を使う血圧測定、検温、軟膏を塗る、湿布を貼る、などの行為は無資格の方でも行える行為です。ただ、医療行為との線引きがひじょうに曖昧な部分があることも事実なので、実際に行う際は、医師や看護師の判断をあおぐことも必要になります。
また、介護業界で働いたことがなくても、パートやアルバイトではなく、正社員として働けないわけではありません。求人数は少なくなりますが、求人サイトではこのような条件の求人も多数探すことができます。続いては、この雇用形態についてご説明します。

介護職の雇用形態

正社員

業界未経験者や資格を持たない場合でも、正社員として求人を行っている事業者はたくさんあります。ほかの業界の仕事と同じように、シフトに従って働くことがほとんどです。待遇は事業者により異なりますが、社会保険については備えているところが多いようです。正社員としての雇用の場合は、キャリアアップへの道のりも見えやすいと言えます。現場で仕事をスタートしても能力が認められれば、将来的に本部の業務に携われる可能性もあります。

契約社員

一定期間、契約を交わして働くスタイルです。通常、契約期間は最長でも5年とされていて、事業所によっては社員登用のルートを用意している場合もあります。ただ、契約社員の場合は「即戦力」として求められる場合がほとんどなので、現実的にはなんらかの資格を保持している人材に限られる求人が多いようです。また、契約社員の中には常勤、非常勤という2種類の勤務形態があり、常勤の場合は月給、非常勤の場合は時給、もしくは日給で給料計算が行われることが多いようです。

派遣社員

派遣会社から介護事業所に派遣されて働いているスタッフもいます。派遣社員の場合、給料は時給計算になります。事業所により異なりますが、フルタイムではなく、勤務日を限定して働くこともあるようです。ほかの職種同様ですが、「紹介予定派遣」と呼ばれる、正社員として雇用することを前提とした求人もあります。ちなみに派遣社員にも2種類の形態があり、有期雇用派遣の場合は、雇用期間は最長3年となります。無期雇用派遣の場合、制限はありません。

パート、アルバイト

パートやアルバイトの形で働く介護スタッフもいます。ほかの職種同様、給料は時給計算ですが、都合に合わせて勤務日や勤務時間を選べるというメリットがあります。契約社員のように、契約期間を設定して働くことが一般的で、たとえその期間が終了した場合でも、さらに続けて働くことは可能です。

介護の求人の探し方

現在、介護の仕事に限らず、仕事探しはインターネットで行うことが一般的になっていますが、ハローワークをはじめとする公的な施設での求人探しも効果的です。もちろんハローワークのウェブサイトからも求人の検索は可能ですが、窓口を利用すれば、事業所の評判なども確かめることができます。

介護業界の実際

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介護業界未経験の方の場合は、業界そのものについて不明なことや不安があるのではないでしょうか。介護業界の実際の姿についてご紹介しましょう。

介護に関する指導

介護の世界に初めて飛び込むわけですから、見よう見まねで仕事をするのでは限界があります。多くの介護事業所では、就職、もしくは転職後に研修を行い、介護の基本的な知識や技術を学ぶ機会を設けています。中には「介護職員初任者研修」などの資格取得費用も出してくれる事業所もあります。ただ、研修もなしに、未経験者に夜勤対応をさせるような事業所があることも事実で、やはり優良事業者を見極める目は養う必要があります。

3K職場?

介護の業界は、いわゆる3Kに数えられることがあります。「きつい」「きたない」「きけん」の3K。実際の介護現場で働く人の多くは「きつい」については同感のようです。 ただ、「きつい」という感覚は主観的なものです。何に対し「きつい」と感じるか、それによってはまったくきつくない場合もあります。もちろん入所している高齢者の障害の程度によってもきつさや辛さのレベルは異なります。不安を感じる場合は、なるべく介護度の低い高齢者が入所する施設での仕事や、デイサービス、デイケアなどの昼間の仕事を選ぶといいでしょう。

定年

介護の世界で長く働こうと考えている方の中には、「定年」という言葉が気になる方もいらっしゃるかもしれません。介護の現場には、意外に多くの60代の方が働いています。未経験で業界入りしたとしても、資格を取ることによるキャリアアップは可能な業界です。自身の健康管理にも気を配りながら、60代、いや70代まで働くことは夢ではありません。

利用者とのトラブル

介護の世界では暴力などのトラブルが発生することがあります。特に認知症を患っている方や、脳の病気により、その機能が低下している方の場合、感情がコントロールできずに暴力を振るってしまうことがあるのです。ただ、このようなトラブルが、ほかの施設で発生することはまれです。

介護業界で優良事業者を探す方法

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介護業界の求人がたくさんあるとはいえ、やはりブラックな業者に就職してしまっては、「就職→転職→就職」のループに陥ってしまう可能性が高くなります。キャリアアップなど、将来を見据えて、働きやすい環境を用意してくれる優良業者で働くことを目指しましょう。

人材育成

人材育成に積極的な事業者は、優良事業者である可能性が高くなります。就職や転職後、段階を踏んだ成長が望める事業者を選びましょう。

目指していることが見える

その事業者が何を目指しているのか?これが明確になっている事業者は、将来の事業の姿が描けている証拠です。ただ、なんらかの方針を掲げていたとしても、それが現場まで浸透していないことはよくあることです。この辺りまで完璧に行われているようであれば、あとは自身がその目指すところに共感できるかどうかです。
実際に事業所を訪問してみると見えてくること、感じることはたくさんあります。また、ハローワークでは、介護事業所の評判などの質問にも答えてくれますので、就職、転職活動を行う際は、参考にするといいでしょう。